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かつて、私が野山を駆け回っていたころ、・・・子供のころは雑木林が遊び場でした。・・・犬との関係はもっと親密だったような気がします。
犬とは野良犬のこと。 今はあまり見かけなくなりましたが、私の子供時代には野良犬(捨てられた犬)がよく空き地などにいました。 学校の行きかえりにそんな犬たちとの交流がありました。 忘れられない何頭か思い出します。 その中の1頭、「パラソル」と名づけたその仔は小柄な柴犬ミックス。(そのころ読んだ本の主人公の猫の名前です。「へんな名前~。」って姉に散々言われました。) 我が家から近いところにある公園や植え込みのある斜面に暮らしていて、私が外に遊びに出るとどこからともなく走ってきては、遊びを仕掛けて横っ飛びにお尻からぶつかってきました。 今思えば犬同士がじゃれあうときのやりようで、私はきっと二足歩行の犬と認識されていたのだと思います。 パラソルはとても賢い犬でした。 野良犬はその飢えからか人に食べ物をもらおうと媚びたり執拗に付き纏ったりしますが、パラソルはそうではありませんでした。 ひとしきり遊んだ後は、どこかへと去って行きました。 そんなパラソルなので、あちこちで勝手な名前をつけられて結構近所中の人気者でした。 あちこちに居場所を作っていたのだと思います。 パラソルは自由で、人とのかかわりもうまくいっていてうらやましいくらいのびのびと暮らしているように見えました。 いつか、パラソルは近所のおうちの犬になりました。 庭につながれて飼われてしまったのです。 よかったのでしょうが、そのときの私にはとてもつまらない普通の犬になってしまい、がっかりでした。 パラソルとは本気で会話ができていたと思うのです。 「やあ!来たの?遊ぶ?」 「もう帰るの?さよなら。」とか。 私が犬に近かったのだから(子供だから)できたことで今はもう無理です。 あんな関係を作るのは。 「マールのドア」のマールと筆者はまさにそんな関係です。 でもでも、ドッグランではそれに近い瞬間があるのです。 たとえば、「すずちゃん」 初めて会ったのは2ヶ月くらいでまだまめ、すず家に来て間がなくて私を怖がっていましたが、今ではドッグランに行くといつの間にかそばに来てチラッと、(ホントにチラッと)見上げて小さく「やあ!」って感じで去っていくのです。 ちょっとの瞬間視線が合うのがたまらなくいい! 挨拶なんですよね。きっと。 すずちゃんだけでなく、概して素っ気のない陸くんも、チラッ見上げて「おはよっ!」 福ちゃんも。もっとも福ちゃんはもっと熱烈歓迎が多いのでちょっとニュアンスが違うのだけれど、やっぱり、幸せになれる。 みんな、満面の笑みです。心を開いてるというか。 それは、その犬と親密になれたからこそしてくれる行為で、何回も繰り返しランであっている犬だけがしてくれる挨拶なのです。 私には「至福の瞬間」です。 ならば、今後楽しみなのは 今は無理やり抱きかかえると嫌がって暴れて逃げようとするけれど、今後どんな挨拶をしてくれるようになるのか楽しみです。 仲良しになれますように!!
by karenkarenkaokouc
| 2012-11-06 11:33
| 犬
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