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音楽は一度放たれると消えてしまう音の連続でできています。
言葉を持たない器楽曲はそれだけで人の感情を揺り動かすのだから不思議です。 演奏者と(あるいは作曲者)聴き手に目に見えない何らかの心のやり取りがされているのですね。 録音された音楽でも当然感動することがありますが、生演奏のすばらしいところは演奏者の「心」や「気」を直接感じることができるところにあります。 「全国高等学校選抜オーケストラフェスタ」 このたびは20回という節目を迎え全国から74校が参加して盛大に催され最終日のわが千葉女子高校オーケストラ部の演奏を聴くべくあれこれを投げ出していってまいりました。 ありがたいことに年末のもっともあわただしい時期29日。 おかげで「あ~も~いいやっ!!」って家事を投げ出すいい口実になりました。 今年も「大トリ」を勤めた千葉女子高校。 演奏前の部長の挨拶では 「亡くなられた萩原前校長先生や大切な方への哀悼と応援してくださる方々、また会場で聴いてくださる方々に感謝して・・・」 いつもこの子達はそういうのです。 誰かのために、心をこめてって。 演奏曲目は 「カヴァレリアルスティカーナ間奏曲」 「ドヴォルザーク 謝肉祭」 あ~、もうどう書いてよいのか分からない・・・ 一緒に聴いた人は「わかる!」っていってくれるしょう。 まず、近しいお身内を演奏会直前に失ってしまった生徒がいたこと、他にもお身内を亡くされた生徒がいて、なおかつ支えてくれていた萩原校長先生のこと。 平常心を保つのが大変でありながらがんばっている仲間を支えようとする気持ちも手伝っていたことでしょう。 彼女たちは本当に日々大変な練習と仕事をこなしています。 そんな中で時間をかけて互いを認めあい励ましあってオケを作り上げ、支えてくれる仲間を大切にしていたからこそ誰かのために心を込めて演奏してくれるのです。 大切に思ってもらうからこそ大切に思えるものです。 ひとりひとり誰かを思って演奏をしてくれたのでしょう。いつも以上に一体感を持って心に迫ってくる演奏でした。 「誰かのために心を込めて」という彼女たちの美しく強い気持ちが「心の玉」となって会場に放たれました。 「ブラボー!」「ブラボー!」 声がかかります。 確かに受け取りました。 あなた方の気持ちを。感動をもって。 会場の誰しもがそう思ったことでしょう。 受け取り側は演奏者に対してシンパシーを感じなければどんな演奏でも心の壁を破って入りこむことはできません。 私のような千葉女応援隊でなくても彼女たちの品ある態度や演奏姿に共感することができて演奏に感動をしたのだと思います。 演奏が終わると他校の保護者は「こりゃスゴイ演奏だ!!」生徒たち「千葉女ヤバイ!!」(最高の賛辞かと) 鼻が高かった~~! 講評を書いていた講師の植村理一先生は感動で講評が書けなかったと聞きました。 (演奏後Yケン先生とコンミスのAちゃんに駆け寄り握手をされていました) 年末、すばらしい贈り物をいただきました。 消えてしまう音でも、感動とともに永遠に私のものです。 ありがとう! 千葉女オーケストラ。 37代38代のみんな!! そしてそして、子供たちにそういう「心」を育んでくださったYケン先生。 ありがとうございます。 我が子がご指導いただけたことを感謝いたします。 ・・・ウソつきました・・・28日、すでに家事を放棄した福ははと私。 アンデルセン公園ドッグランにて。(福ちちの隠し撮りと思われる。) てへへ・・・
by karenkarenkaokouc
| 2014-01-06 21:15
| 音楽
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